公開日 2022年7月19日

コアCPI 上昇加速で金融引締め姿勢強化へ

食品・エネルギーを除くコア消費者物価の上昇率が加速しつつある点に市場の注目が移る可能性が高い。
コアCPI 上昇加速で金融引締め姿勢強化へ

ガソリン価格下落はインフレ沈静化につながると考えるのが普通だが…

6月の米消費者物価は前月比1.3%、前年比9.1%上昇と予想を上回る上昇となった。

消費者物価統計発表から約1時間後に、バイデン大統領は声明を発表し、同統計について「容認し難いほど高い」としつつも、「今日のデータは、ここ30日近くにわたるガソリン値下がりの影響を完全には反映していない」と述べた。

消費者物価統計全体の4.8%のウェイトを占めるガソリン価格は、6月に前月比11.2%上昇し、消費者物価全体を前月比0.5%ポイント程度押し上げた。消費者物価前月比上昇率に対するガソリン以外の寄与は0.8%ポイント程度だったということになる。

だが、ガソリン価格は、6月前半のピーク時(1ガロン当たり5ドル程度)から同4ドル程度へと2割近く下落している。

このガソリン価格の動きが7月の消費者物価の伸びを大幅に鈍化させることは確実だ。仮に7月のガソリンの消費者物価が前月比15%下落したとすれば、ガソリンの寄与はマイナス0.7%ポイントになる。

ガソリンを除く部分の寄与が6月と同程度(約0.8%ポイント)だとすると、全体の消費者物価は前月比では0.1%となる。前年比では8.6%となる。

この数字だけをみて、インフレがようやくピークアウトしたという見方が強まると考えるのが普通だろう。

バイデン大統領の異例の発言も、そこを強調したかったに違いない。金融市場も7月分の統計発表を睨んで、利上げ一服を予想する向きが増えてきているようだ。

FF金利先物市場の金利(7月14日時点)をみると、この先、来年2月ものが3.6%と最も高くなるが、それ以降は同年6月ものが3.4%、9月ものが3.2%、12月ものが3.0%と先へ行くほど低くなっている。

「FRBは来年初めまでにFF金利が3.6%程度まで引き上げた後、来年4~6月以降はインフレピークアウトに対応して利下げに転ずる」というのが金融市場の見方のようだ。

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2022/07/19の「イーグルフライ」掲示板より抜粋しています。
続きを読みたい方は、「イーグルフライ」よりご覧ください。

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エコノミストとして、シンクタンク、投資顧問会社などで経済分析、資金運用とアセットアロケーション業務に携わる。

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