公開日 2021年6月30日

少ない元手資金から始めるFX少額トレードのコツ

FXを始める時、元手をいくらでスタートするか悩むと思います。そこで少額でFXを始める方法、元手資金1~10万円でどれぐらいの額を稼げるのか、少額トレードのコツなどを解説します。
少ない元手資金から始めるFX少額トレードのコツ

FXを始めるなら元手はいくら必要?少額取引でどのくらい稼げる?

FXは一般的にいくらぐらい元手があれば始められるのでしょうか。また、少ない元手からでも、大きな資産を築けるのでしょうか。

この記事では、FX初心者の元手についての調査データを紹介したあと、少額でFXを始める方法、元手資金1~10万円でどれぐらいの額を稼げるのか、少額トレードのコツなどを解説します。

少ない元手でもFXを始められることを知って、トレードに挑戦してみましょう。

今回のポイント!

  • FX初心者の多くは1~20万程度の元手からスタート
  • FX会社選びのポイントは最小取引単位・スプレッド・通貨ペア数
  • スキルを磨くことで、少額の元手でも大きく稼げるようになれる

実際にFXを始めるなら元手はいくら必要?

いざ取引を始めてみたら元手資金に余裕がなく、すぐにロスカットに引っかかってしまうようでは困ります。

そこで、ここでは必要な元手資金の目安を知るために必要な最小取引単位と必要証拠金についての基礎知識を解説します。

FX会社の最小取引単位とは

最小取引単位とは、通貨を買ったり売ったりすることができる最小の通貨数のことです。ほとんどのFX会社では1万通貨単位から取引が可能で、1,000通貨単位で取引できるところも増えてきました。

さらに最近では、最小取引単位が1通貨単位や100通貨単位であるFX会社も登場しており、ますます少額の元手でトレードがしやすくなりました。

この最小取引単位は「lot(ロット)」とも呼ばれます。たとえば、1,000通貨単位を基準にしているFX会社なら、1lot=1,000通貨です。一方、1万通貨単位から取引できるFX会社なら、1lot=1万通貨です。

このように、lotは相対的な単位であることに注意しましょう。同じ1lotでもFX会社によって必要な取引単位は変わります。

最小取引単位で始める場合に必要な元手資金

必要な元手資金の目安を付けるために、取引したい通貨のレートと取引量、許容するレバレッジによって決まる必要証拠金を計算しておきましょう。

1lotあたりに必要証拠金は、以下の計算式で求められます。

  • 必要証拠金=レート×通貨単位÷レバレッジ

たとえば、1ドル100円の米ドル/円を、最低取引単位が1万通貨のFX会社において、レバレッジ10倍で取引する場合の1lotあたりの必要証拠金は、

  • 必要証拠金=100円×1万通貨÷10倍=10万円

となります。

最低取引単位とレバレッジの組み合わせを変えて必要証拠金を計算したのが、以下の表です。

ri01.PNG

少ない元手で始める場合のFX会社の選び方

元手が少ない場合に適したFX会社の条件とは何でしょうか。ここでは、FX会社を選ぶ際に注目しておきたい最小取引単位とスプレッド、通貨ペア数について解説します。

最小取引単位が小さい

少ない元手でFXを始めるなら、1通貨単位や100通貨単位、1,000通貨単位など最小取引単位が小さい会社を選ぶことがおすすめです。

その理由は、1lotのポジションを持つのに多くの資金を必要としないからです。たとえば、1万通貨単位でレバレッジ10倍なら、1lotあたり10万円が必要ですが、1,000通貨単位なら1万円で済みます。

1lotあたりの元手が少なくてよいメリットは、分散投資がしやすくなることです。たとえば、複数の通貨ペアを持ちたい場合は、最小取引単位が小さいほうが、選択の幅が広がります。

また、分割売買やドルコスト平均法のように、特定の通貨を何度かに分けて取引したい場合も、最小取引単位が小さいほうが、自由度が高まります。

ただ、最小取引単位が小さいほうがよいといっても、1通貨や100通貨で取引できるFX会社は多くありません。1~20万円程度の元手があるなら、1,000通貨単位のFX会社を探したほうが自分に合った業者をみつけやすくなるでしょう。

スプレッドが狭い

スプレッドとは、買値と売値の差のことです。たとえば、米ドル/円の注文画面に「売値(Bid)106.000」「買値(Ask)106.005」となっていれば、スプレッドは0.5銭です。

このスプレッドは同じ通貨ペアでもFX会社によって異なります。スプレッドはトレーダーにとって実質的な取引コストになるため、なるべくスプレッドが狭いFX会社を選びましょう。

取引できる通貨ペアが多い

通貨ペアによって値動きやスワップポイントは異なります。つまり、スキャルピングやデイトレードに向くような通貨ペアもあれば、スイングトレード、長期トレードに向く通貨ペアがあります。自分のトレードスタイルに合った通貨ペアを扱っているFX会社を選びましょう。

国内で通貨ペアが多いFX会社は約50種類以上の取引が可能で、なかには100種類以上の通貨ペアを扱っているところもあります。少額の元手で複数の通貨ペアを取引したい人は、扱っている通貨ペアが多いFX会社を選びましょう。

少ない元手資金でどのくらい稼げる?

ここでは少ない元手資金でどれぐらい稼げる可能性があるのか、具体例を紹介します。ただし、実際のトレードでは利幅や勝率、スプレッドなどに変動があるため、あくまでも目安として参考にしてください。

元手資金1万円

以下の条件では、元手資金1万円で1,000通貨を取引可能です。

ri02.PNG

この条件で仮に、

  • 勝率60%
  • 1回あたりの利益幅:20pips
  • 1回あたりの損失幅:10pips

でトレードを継続できた場合は、いくらぐらい稼げるのでしょうか。

10回のトレードをすると、
20pips×6+(-10pips×4)=80pips
1pip=0.01円(1銭)なので、1,000通貨×0.8円=800円稼げることになります。

もし月20回トレードした場合は1,600円、1年で19,200円の利益が見込めます。

元手資金5万円

以下の条件では、元手資金5万円で5,000通貨を取引可能です。

ri03.PNG

この条件で仮に、

  • 勝率60%
  • 1回あたりの利益幅:20pips
  • 1回あたりの損失幅:10pips

でトレードを継続できた場合は、いくらぐらい稼げるのでしょうか。

10回のトレードをすると、
20pips×6+(-10pips×4)=80pips
1pip=0.01円(1銭)なので、5,000通貨×0.8円=4000円稼げることになります。

もし月20回トレードした場合は、8,000円、1年で96,000円の利益が見込めます。

元手資金10万円

以下の条件では、元手資金10万円で10,000通貨を取引可能です。

ri04.PNG

この条件で仮に、

  • 勝率60%
  • 1回あたりの利益幅:20pips
  • 1回あたりの損失幅:10pips

でトレードを継続できた場合は、いくらぐらい稼げるのでしょうか。

10回のトレードをすると、
20pips×6+(-10pips×4)=80pips
1pip=0.01円(1銭)なので、10,000通貨×0.8円=8,000円稼げることになります。

もし月20回トレードした場合は、16,000円、1年で192,000円の利益が見込めます。

少ない元手でFXトレードをする際のコツ

ここでは、少ない元手でFXを始めてみようとしている人に向け、デモトレードの活用や、レバレッジ管理、資産の増やし方などのコツを解説します。

デモトレードで練習する

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を勉強中の人なら、まずはデモトレードで練習を始めるとよいでしょう。デモトレードとは、実際と同じチャートソフトを使って、バーチャル取引ができるFX会社の無料サービスです。

デモトレードから始めたほうがよい理由は、少額取引でも口座資金がすぐになくなることがあり得るからです。少額取引でも高額取引でも、同じレバレッジや損切幅でトレードしていれば、口座の増減率は変わりません。

トレードスキルも資金管理ルールもないのにトレードを続けていれば、あっという間に資金がなくなってしまうでしょう。何度も入金を繰り返していれば、結局、少額資金でリスクを減らしている意味がなくなってしまいます。

レバレッジをかけすぎない

FX初心者はレバレッジを3倍以内にしたほうがよいとされています。3倍以内なら数回のトレードで口座資金がなくなってしまうリスクは、まずないからです。

とはいえ、少額トレードで大きな利益を得るためにレバレッジを上げる必要があるため、頭ではわかっていても守れない人が多いようです。

しかし、レバレッジを高くしすぎると、損失も大きくなるために、根拠のあるレートで損切りすることは難しくなります。結果として、勝率は大幅に下がってしまうでしょう。

「元手が少ないからこそリスクを取る」などと考えると、自らトレードを難しくしてしまうことになるので注意が必要です。

トレードに慣れたら徐々に資金を増やす

少額の元手でトレードをしていても、複利で徐々に資金を増やしていけば、大きな利益を狙えるようになります。複利の力は、仮に1日2%資金を増やすことができれば、約1年で10万円を1,000万円に増やせるほどに大きなものです。

仮に1日2%資金を増やすことができ、その増えた資金を元手に再投資を毎日繰り返したとしましょう。

1日目 10万円

2日目 10×1.02=10.2万円(2%UP)

3日目 10.2×1.02= 10.404万円(2%UP)

・・・

240日目 約1,158万円

のように増えていきます。

すると、10万円の元手が240日目に約1,158万円になります。つまり、取引日が月20日あるとすれば、1年で元手を100倍以上に増やせるほど、複利の力は大きなものです。

もちろん、実際のトレードでは勝ったり負けたりを繰り返すので、このように急激に元手を増やせるものではありません。

しかし、FXで大きな資産を築いたトレーダーの多くは、幾度かの手痛い失敗によって、少額の元手から再スタートしていることも事実です。

早く元手を増やしたいと焦る気持ちも起きるでしょうが、安定して稼げるようになれば、十分すぎるほどのスピードで口座資金を増やせる可能性があります。

FXは少ない元手でもコツコツ稼げる!

FX初心者の多くは10~20万円の元手で取引をスタートしています。最小取引単位が1,000通貨や100通貨なら、もっと少ない資金でもFXを始めることが可能です。

もし勝率60%、「利益幅:損失幅=2:1」で取引を繰り返すことができれば、元手資金が少なくても資金を増やしていくことができます。安定的に勝てるようになれば、複利の力によって資産が増え、大きな利益を目指せるようになるのです。

まずはデモトレードから取り組み、レバレッジを押さえた少額トレードで実践スキルを学び、着実に資産を増やしていきましょう。

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