公開日 2021年6月21日

株・商品急落 何が起きているのか?

先週の米FOMC以降、株価・ゴールド・穀物等が下落していますが、短期・中期・長期の投資・トレードのチャンスと考えています。
株・商品急落 何が起きているのか?

何がおきているのか?

6月20日発行のイーグルフライから抜粋編集しました。

米国がインフレ懸念から無制限の金融緩和からテーパリング(金融緩和の縮小)に政策を方向転換したと市場が判断したことから各相場は次のように動きました。(テーパリングをするという発言はないようです)

ニューヨークダウ下落
S&P500下落
金(ゴールド)下落
穀物下落
短期金利上昇
長期金利下落
VIX(恐怖指数)上昇
ドル上昇

ドル/円 ほとんど変わらず
原油 ほとんど変わらず
米ナスダッック ほとんど変わらず
先端IT企業 FANG(GAFA)テスラ等 ほとんど変わらず

ビットコイン 少し下落
日経225 遅れて下落

今回の下落はFRBの理事が融政策に対して「インフレは一時的」という発言だったものが、インフレに対応していくような発言に変わったことから市場がテーパリング(金融緩和の縮小)をするだろうと予測したからです。

FOMCとは

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略です。

アメリカの金融政策を決定する会合で、日本の「日銀金融政策決定会合」に相当し、金融政策を決定していきます。

FOMCは年に8回開催され、現状の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。

FOMCの結果が市場の予想とは違った場合、株式価格や為替価格などが大きく変動することがあり、世界の各相場にも大きな影響を与えます。

FRBとは

FRBとはThe Federal Reserve Board(連邦準備理事会)の略です。

日本における日銀と同じ、米国の中央銀行制度の最高意思決定機関です。
連邦準備理事会は、7名の理事から構成されます。

FRBが開く金融政策の最高意思決定機関に連邦公開市場委員会(FOMC)があり、FRBの理事7名や地区ごとの連邦準備銀行(FRB)総裁5名で構成され米国の金融政策やFFレートの金利誘導目標を決定しています。

金融政策とは

金利の上昇、下落、金融緩和の拡大縮小をすることです。
景気対策としては金融政策だけでは不十分ですが、金融政策に依存することが多いです。

投資家の間違った認識

今、相場に対しては3種類の考え方があると思います。

①教科書的知識の人(相場を知らない人)は
「インフレになったら株高」

ある意味正しいのですが、金融緩和で株高だったので金融緩和が縮小すると株安です。

②一般投資家は「テーパリングによりバブルが崩れてきた」

これもある意味正しいのですが、ジャンク債が売られていないのでまだバブル崩壊とはいえません

③本質を見る人は「債券価格に変化がないのでバブル崩壊といえない」

現時点では、これが正しいと判断しています。
投資では大きな投資資金がどこに行くかを見ていくことが大切です。
今回のバブルは株のバブルより債券バブルです。

債券バブルとは

債券バブルとは、信用度の低い債券が買われてきたということです。
優良なリスクの少ない債権と、つぶれるかもしれないリスクが高い債券(ジャンク債)が
同じ程度の金利まで買われてきました。

リスクが高い債権がバリバリ買われてきたことからジャンク債の金利が低いのです。
リスクが高い債券と低い債権が同じ金利になっている状態は、凄く不自然な相場で、ある意味、管理相場ともいえます。
現在、株か下落してもジャンク債は売られていないので、債券バブルが続いています。

上 10年米国債金利 日足チャート
中 1年米国債金利 日足チャート
下 ジャンク債価格 日足チャート(金利ではありません)

画像1.png

興味深いことに米国債の短期は上昇、長期は下落しているということです。
通常は長期金利の方が高くて、短期金利が低いです。(長く貸す方がリスクが高いので長期金利の方が金利が高いと思ってください。)
これは長期的に今後、景気は低迷するだろうと市場が解釈したと考えることができます。

今後、各相場の動きを見ながら、適宜、判断する必要があります。

一番安心な米国債よりギリシャ国債の金利が安い

債券バブルの分かりやすい例としては国家破綻が懸念されていたころのギリシャの10年国債の金利は一時、40%を越えていました。ところが現在は、10年米国債の金利1.473%より低い0.822%になっています。総楽観相場になっているといえます。

上 10年ギリシャ国債金利0.822%
下 10年米国債金利1.473%

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間違えやすいこと・注意点等

インフレと金利と金融緩和の関係は、目的と手段が入れ替わっていたり因果関係が逆になっていたり、目的と手段が入れ替わっていたり混乱が激しいところなのでご注意ください。
間違いや注意点は次のようなものがあります。

・金利上昇することは景気が良いこととは限らない
・テーパリングは金利上昇させることではない
・リスクの高いものが買われてきた反動が、どこかで起きる

報道などでも間違いが多い分野です。
こちらも合わせてお読みください。


日銀も、目的と手段を間違えており、景気が良くなるとインフレになるというロジックなのに景気を無視してというインフレ率2%を目標にするほどです。

社会主義の相場

今までリスクが高いジャンク債が買われてきました。
リスクが高い債券、低い債券も同じように買われているということは市場がコントロールされて社会主義化しているということです。
すでに、相場は過去の相場の経験が役に立たなくなっています。

ここから株は大暴落するのかといえば、今のところ、そうではありません。

今回の株の下落はFRB・FOMCの態度の変化によるものなので、株価下落が続くとFRBは、突然、金融緩和を拡大するなどという発表をして株価下落を止めるのかと思います。

現在は人為的な発言で相場が急変しています。

投資・トレード戦略の基本

短期的・中期的・長期的な投資・トレードチャンスがあると思います。
・トレールで下落に追従する
・目先の底近辺で買う
ということになります。

現在の具体的な戦略

メルマガで売りポジションを持っている人についてはトレールで下落に追従です。
日経225
ニューヨークダウ

目先の底で買うものは仕掛けポイント待ち
豪ドル/円
豪ドル/ドル
日経225
ニューヨークダウ

長期買いをしている金(ゴールド)はパラパラと時間をずらして購入しています。(パラパラ買い)

VIX指数(恐怖指数)は買い仕掛けポイントから上昇してきました。
買値上にストップ移動してトレールで上昇に追従

上 金/円チャート
下 VIX指数(恐怖指数・中級者以上)チャート

無題2.png

現在、短期・中期・長期の投資・トレードのチャンスと考えています。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1898号
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