公開日 2021年5月26日

ボリンジャーバンドを理解する

数あるチャート分析の中で1つだけ理解しておいて欲しいのがボリンジャーバンドです。初心者も分かるように基本を解説します。
ボリンジャーバンドを理解する

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ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは
チャート分析手法
=テクニカル手法
=インジケーターの一つで、
基本的な、とても簡単なものです。
長期投資しかしない人でも、
チャート分析が苦手な人でも、
これだけは理解しておいてください。

ボリンジャーバンドは相場の本質を理解するツールだからです。

ローソク足

ゴールド/円 日足(ひあし)の基本のローソク足です。

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相場の動きをローソク足(緑と赤の縦のライン)が日本では一般的です。
一つ一つがローソクに見えるのでローソク足といいます。

ボリンジャーバンド

ローソク足にボリンジャーバンドを乗せて表示させます。

144-2.jpg

ローソク足の周りに5本のラインがありますが、これがボリンジャーバンドです。
各ラインを上から次のように呼びます。
+2σシグマライン
+1σシグマライン
センターライン 
-1σシグマライン
-2σシグマライン

σ シグマという普段使わない文字がでてきますが、ただの記号だと思ってください。

ボリンジャーバンドは標準偏差

ボリンジャーバンドは成績分布でも有名な標準偏差を応用したものです。
標準偏差の説明で使われる基本図です。

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この図が意味することは次のことです。
-1σシグマから+1σシグマの間に入る確率は68.2%
-2σシグマから+2σシグマの間に入る確率は95.4%
-3σシグマから+3σシグマの間に入る確率は99.7%

これを相場に当てはめると確率的に相場の動きが
-1σシグマから+1σシグマの間に入る確率は68.2%
-2σシグマから+2σシグマの間に入る確率は95.4%
となります。
ボリンジャーバンドの-3σシグマと+3σシグマのラインはあまり使わないので、ここでは表示させていません。

144-2.jpg

見てわかるようにボリンジャーバンドの-2σシグマから+2σシグマの間に入っていることが多いですが、この間に位置する確率は95.4%だということが理解できます。

相場が大暴落すると-2σシグマより下げることになります。

各ラインは抵抗ライン

相場が反転、もしくは加速するラインを抵抗ラインといいます。

抵抗ラインで
①ポジションを持つ
②手仕舞い・利益確定
③ストップロスを入れる
いう仕掛けポイントとなります。

次の記事を合わせてお読みください。

ボリンジャーバンドの各ラインは抵抗ラインとなることが多いです。
ローソク足はボリンジャーバンドの各ラインで反転したり加速したりします。

① トレンド相場


ボリンジャーバンドの+1σシグマラインと+2σシグマラインの間で上下しながら上昇しています。
+1σ(シグマ)まで下げたら買い(押し目買い)をする目処のラインとなります。

典型的な強い上昇トレンドであり、多くの人が押し目買いポイントをボリンジャーバンドで判断しています。

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Tradingview

反対に下落トレンドの場合は-1σシグマラインが売りポジションを持つ、売り仕掛けポイントです。

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Tradingview

トレンドが分かる

現在のローソク足(ローソク足の右端)がボリンジャーバンドのどこに位置しているかで相場のトレンドを知ることができます。

非常に強い上昇相場 +2σシグマラインより上 
強い上昇相場    +1σシグマラインから+2σシグマライン 
弱い上昇相場    センターラインから+1σシグマライン

弱い下落相場    センターラインから-1σシグマライン 
強い下落相場    -1σシグマラインから-2σシグマライン 
非常に強い下落相場 -2σシグマラインより下 

また、ローソク足を日足・週足・月足で見ることで短期・中期・長期のトレンドを知ることができます。

短期・中期・長期のトレンドを知る

次のチャートはゴールド/円の日足、週足、月足です。

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Tradingview ゴールド/円

日足・短期:センターラインの下⇒下落トレンド
週足・中期:センターライン近辺⇒トレンドなし
月足・長期:センターラインの上⇒上昇トレンド

このように短期、中期、長期ばらばらですが、現状を把握することが大切です。

② レンジ相場

-2σシグマから+2σシグマの間を往来していますので次の取引が可能です。
-2σシグマライン近辺で買いポジションを持ち
+2σシグマライン近辺で売る(利益確定)

反対に
+2σシグマライン近辺で売りポジションを持ち
-2σシグマライン近辺で買い戻す(利益確定)
という取引も可能です

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Tradingview

為替はレンジ相場

為替・FXは基本的な動きとしてレンジ相場になることが多いです。
一方向に上昇し続けたり、下落し続けたりすることは通常ありません。

③ボリンジャーバンドの収束

ボリンジャーバンドが収束している時は上か下に飛び出す前兆です。

ボリンジャーバンドの各ラインが収束・全体の縦の幅がだんだん狭くなっていくと収束後に上昇、もしくは下落がスタート開始することが多いです。
ボリンジャーバンドが収束したら上か下に飛び出すと覚えておいてください。

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Tradingview

相場についていく

一つの相場でトレンドが変化していきます。
①トレンド相場
②レンジ相場
③収束後に飛び出す相場

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Tradingview

ボリンジャーバンドを見ることで、現在のトレンド状況が分かります。
相場の変化・トレンドについていくことが大事です。

相場の本質を理解するためにテクニカルを学ぶ

人の心理が相場を動かします。
ボリンジャーバンドは人の心理を表現しています。

ボリンジャーバンドを活用していく時に市場参加者の心理をイメージすることで相場の本質を理解していくことになります。

一般論ですが、テクニカルを勉強する人が、なぜか天井で買って底で売ることがあります。

これは、変な表現ですが、
相場の本質を理解するため、つまり市場心理を理解するために
テクニカルを勉強するのではなく
テクニカルを学ぶためにテクニカルを勉強するからです。

特に日本では手段と目的を間違えることが実に多いです。
相場の本質を理解するとは、ローリスク・ハイリターンのポイントを理解するといっても良いでしょう。

つまり、テクニカルを学ぶのは、ローリスク・ハイリターンのポイントがどこかを知るために学ぶということです。

ボリンジャーバンドは標準装備されている

ボリンジャーバンドは売買の目安になる便利なツールだということが分かります。

ボリンジャーバンドは、証券会社やFX会社等のインジケーターとして標準搭載していることが多いので表示させてみてください。
ちなみに、こちらで主要な銘柄のボリンジャーバンドを掲載しています。
主要銘柄の日足ボリンジャーバンド

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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