公開日 2020年7月13日

ヘッジファンドも大損失

今回の新形コロナウイルスの影響で、米国では「ファンド解約・MMF買い」が3月で過去最高レベルになりました。 MMFは、ほぼ現金と一緒で、安全度の高いリターンの少ないファンドです。
ヘッジファンドも大損失

一般のファンドは買いだけしかしないので、株価が下げると損失となるのは当たり前ですが、ヘッジファンドも大きく損失を出しているところが少なくありません。

ヘッジファンドは本来、ヘッジをしながら取引をしますし、売りポジションを持つことで、株価下落でも利益を出すことが求められています。

ヘッジファンドの損失が大きい理由はヘッジという名がついているもののヘッジをするのではなく、反対にレバレッジをかけていることが多いことと、買いポジションに偏っていたからだと思います。

つまり、株価上昇方向にレバレッジをかけている(借金して買いポジションを持っている)状態になっているファンドが多いのでしょう。

この連載を読んでいただいている方々は暴落に備えができていたので事前に買いポジションを利益確定して現金化していたり、反対に売りポジションを持っていたことから利益にできた方が多いと思います。

ちなみに、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイも損失を出しているのですが、下落していた航空会社の株を買い、すぐに全て売ってしまいました。

バフェット氏は長期保有の代表ともいわれていますが、実際には底で買って天井で売ることも多く、今回の新形コロナウイルス騒動で株価下落する前に多くの株を売却して現金ポジションが高い状態でした。

そのバフェット氏が下落していた航空会社の株を買ったものの、全て投げ売った一番の原因が政府が株価に介入して自然な相場ではなくなったからです。

国が航空会社の株を買い支えることで自然な相場ではなくなることを嫌ったのです。

日本でも1990年以降の長期下落相場では、国が株価をずっと買い支えてきたことで、20年以上も下落相場が続きました。

基本的に政府が株価操作していると外資系の投資筋は買いを入れにくいです。

そして、大底をつけない限り、本格的な買いが入らないので、ズルズルと長期に下げ続けてしまうことになりました。

現在、米国も無制限の金縫緩和によって株価を支えていることから自然な相場からどんどん離れていっているので、今後、世界の株価が本来の自然な動きに戻れるのかを見ておくことが大切です。


日刊ゲンダイWEB版にも掲載

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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