公開日 2020年7月7日

FX取引に必要なメンタルとは?冷静にトレードするための鍛え方

初心者の頃は「テクニックや知識さえあればFXトレードで稼げるはず」と思う人が多くいます。しかし、トレード経験を積むにつれ「おかしいぞ、何か他の要素が関係しているのでは?」と感じ始めるものです。 その要素こそがメンタルです。FXトレードではメンタルの問題に取り組まずに勝ち組になるのはほぼ不可能と言っていいでしょう。 この記事では、FXトレードでなぜメンタルトレーニングが必要なのか、初心者が陥りやすいメンタルの症状、メンタルの鍛え方などを紹介していきます。
FX取引に必要なメンタルとは?冷静にトレードするための鍛え方

★今回のポイント!

・FX取引にメンタルトレーニングが必要な理由
・FX初心者が陥りやすいメンタルの症状
・FXで利益を出すためのメンタルの鍛え方

FX取引にメンタルトレーニングが必要な理由

FXトレードでは、なぜテクニックや知識だけで稼ぐのが難しいのでしょうか。それはトレードそのものが人間の感情を揺さぶる性質のものだからです。トレードでは勝ったらどうしても嬉しくなりますし、負けたらいい気分がしません。

さらに、トレードで利益を出すにはある意味本能的な行動に逆らう必要も出てきます。本能に逆らうには精神力が必要です。多くの場合は、本能に逆らうことすらできないのが普通です。もし逆らえたとしても、逆らうのに大きな労力を使い、その結果疲れると感じる人もいるでしょう。

そんな状態で毎回同じ冷静な気持ちでトレードするのは、実は簡単なことではありません。だからこそ、FXトレードではあえてメンタルに注目する必要があるのです。

初心者が陥りやすいメンタル崩壊の症状

ここからはまず初心者によく見られるメンタル崩壊の例を見ていきましょう。「自分もやってしまいそう」「思い当たる」という人は、メンタル面がFXトレードの足を引っ張ってしまう可能性があります。ぜひ、自分のメンタル面を見直すきっかけにしてみてください。

ギャンブル感覚でトレードを始め

そもそもトレードをギャンブル感覚で始めてしまう人は、メンタル面から見てもFXトレードで稼ぐのは難しいでしょう。ギャンブルの「一か八か」というメンタルは宝くじを買って当たりを狙うような他力本願な願望です。

一方、FXトレードは勘で当たりを狙う性質のものではありません。地道にトレード手法やチャート分析、テクニカル分析などを身につけたうえで、優位性のある行動を繰り返しトータルでプラスの利益を出すものです。

そのため、トレードをギャンブルと捉えている時点で、そもそもトレードに向き合うための土台となるメンタルがトレードにふさわしくないと言えます。

常にポジションを保有したくなる

トレードに慣れてきたころに陥りやすいのが、ポジポジ病です。ポジポジ病とは、常にトレードをしていないと気が済まず、チャンスでもないのについついトレードをして、ポジションを持ってしまう状態を表します。「そんなことはしない」と思った人も、仕事や生活よりチャートが気になる、長時間チャートを監視してしまうといった状況に陥っている場合はポジポジ病の入り口です。

このポジポジ病は「早く稼ぎたい」「もっと利益を出したい」という焦りが強すぎるためにやってしまいます。焦りが強すぎると冷静さを失ってしまうのです。焦りのせいで自分に不利な状況でもチャンスに見えてしまい、無駄なトレードをして結果的に損失を積み上げてしまうことにつながります。

すぐに利益を確定したくなる

FXトレードでメンタル面が突きつけられるのは何も損する場面だけではありません。利益と向き合った時も人の感情は大きく揺れ動いてしまいます。

トレードでは「損小利大」といって、なるべく損失を小さく、利益を大きくするのがトータルで利益を残すためには必要です。しかし、この考え方は実は人間の本来持っている性質と全く逆の行動となります。人間は本来、「目の前の利益は早く手堅く取りたい」と思ってしまうものなのです。

そのため、利益を伸ばせず、小さな利益を取ってしまいます。加えて、FXトレードではレートが上下し、一旦利益になったものがマイナスに転じることもあるため、なおさら早く利益を確定したくなるのです。

損切りを先延ばしにする

「利益を早く確定したくなる」という性質とセットで、人間に備わっているのが「損をなんとしてでも避けたい」という行動パターンです。「損を避けたい」という強い感情に従ってしまうと、損切りができなくなってしまいます。

一度のトレードで大きな損失を出してしまう人の多くは、「損失を避けたい」という感情にあらがえずに損切りを先延ばしにします。結果的に取り返しがつかないほど損失が増えることになるのです。

トレードでは負けることもあるので、絶対に損切りは必要です。「もう少ししたら流れが変わる」「前にも損切りをしなくても大丈夫だった」などという考え方は危険です。損切りできない言い訳を考えるより、それはメンタルの問題だと認識しましょう。

負け続きでトレードが怖くなる

FXトレードをしていると、1回のトレードでの負けは不可避です。しかも、確率的には負けが何度か続くこともあります。こんな風に負けが続いた時に「また負けたらどうしよう」と自信を無くして、トレードするのが怖くなる人もいるでしょう。

しかし、FXトレードで利益を出すには、トレードを繰り返すことが必要です。一回一回の負けに落ち込んでしまうようでは、冷静にトレードを繰り返すことが難しくなってしまいます。

これは勝った時も同じです。勝って喜んでしまうのは、負けを否定してしまうのと同じです。負けた時の恐怖心も勝った時の高揚感も、同じようにトレードでは邪魔になります。勝って喜んだり、負けて落ち込んだり、イライラする癖がある人はメンタルで課題があると認識しましょう。

自信過剰になり大きな賭に出る

負けが続くケースと違って、トレードでは勝ちが続く場面ももちろん起こります。勝ちが続いた時に自信過剰になってしまうのも、メンタルの問題と言えるでしょう。

普段よりロットを上げてトレードしたり、ルール以外のところでエントリーしたり、損切りをせずに放置したりすると、大きな損失を招いてしまうことにつながります。

これは「負けが続いてトレードが怖くなる」の逆の表れ方です。しかし、共通して根底にあるのは、トレードの結果が自分の感情や状態に多大な影響を及ぼしている点です。「勝ったから喜んでもいい」と思っている人も、メンタル面でのリスクを抱えていると言えます。

FXで冷静にトレードするためのメンタルの鍛え方

ここまで見てきたように、FXトレードをしているとメンタルを揺さぶられる場面に多く出会います。では、どんな時も冷静でいられるメンタルは、どのようにして作ればいいのでしょうか。ここからは、メンタルの鍛え方を紹介します。

デモトレードでトレードの練習をする

いかに冷静にトレードできるようになるのか、その基本を支えるのはなんといっても練習です。スポーツでも同じですが、適切なパフォーマンスを本番で出すには、その何倍もの練習が必要となります。トレードの場合、練習に最適なのがデモトレードです。

自分の資金が動かない状態で練習するメリットは多数あります。まず、感情に左右されずにトレードのテクニックを思う存分練習できます。この時に、ある程度のトレードルールを固定して練習するといいでしょう。

次に、デモトレードでの練習時もきちんとデータをとっておきましょう。そうすれば、平常心ならどれくらいの勝率か、連敗数や連勝数がどれくらいかがわかります。このパフォーマンスのデータがあれば、本番でもトレードが平常心でできているかチェックできます。

リアルトレードで経験を積む

デモトレードでの経験を十分に積んだら、いよいよリアルトレードを始めましょう。ここでも丁寧にステップを踏むのが、メンタルを鍛える上でも重要です。まずはレバレッジを抑え、少額の取引から始めることをおすすめします。たとえ少額でもデモトレードとリアルトレードは違います。少額取引でデモトレードと同じような取引ができなければ、大きな資金を動かすことは危険です。

もちろん積み重ねてきた練習量や性格次第で、人によっては最初から大きく資金を動かしても問題ない場合もあります。しかし、多くの人にとっては小さいステップを踏むほうが心理的に抵抗は少ないです。デモトレードでしっかりと練習を積みあげてきたからこそ、焦らずに進んでいけるのです。

自分のルールに従ってトレードする

デモトレードである程度のトレードルールを固めている状態でも、リアルトレードでしか見えない要素もあるかもしれません。例えば、デモトレードでは問題と感じなかった部分が問題に感じることもあるでしょう。

リアルトレードしてみると、やはり心理的な負荷はデモトレードとは異なります。リアルトレードで感情の負荷が大きすぎてルールが守れないと感じたら、ルールを見直してみるのもいいでしょう。再度デモトレードに戻ったりしながら、より自分が安定したトレードができるように微調整しましょう。

ここまでの微調整ができたら、あとはひたすら淡々と自分のルール通りのトレードを重ねていくだけです。

感情的になりそうなときはトレードを休む

「淡々とルールに従ったトレードをしましょう」とは言ってもやはり生身の人間です。トレード以外の生活面で嫌なことがあったり、肉体的に調子が悪かったりすると、淡々とトレードできない日もあるかもしれません。そんな時は思い切ってトレードを休みましょう。

無理してトレードをしてもいいことが起こるとは考えにくいです。相場の世界には「休むも相場」という言葉があり、休むのもトレードスキルの一つといえます。一度相場を離れてリラックスしてみましょう。

また、デモトレードのときや通常よりも連勝や連敗が続いたときも、感情面でのチェックを入れることが大切です。不調や好調との付き合い方も、末永くトレードで勝ち続けるための秘訣です。

トレード日記をつけて振り返る

トレード日記もメンタルのトレーニングには非常に有効な手段になります。トレード日記には日付や通貨ペア、相場環境、エントリーポイント、エグジットポイントなど、トレードそのものの情報を記録しましょう。さらに、トレード前、トレード中、トレードが終わったときの感情の記録も付けておくことが大切です。

感情も外部化しておくと、自分の傾向が客観的にわかりやすくなるので、その分対策もしやすくなります。客観的に振り返ることで感情面での癖に気づき、同じ失敗をしてしまう前に気づくようになるでしょう。

トレード日記はどうしても面倒だと思いがちですが、多くの勝ち組トレーダーは口をそろえてトレード日記の重要性を訴えています。メンタルを真剣に鍛えたい人はぜひ取り入れてみてください。

メンタルを鍛えてトータルでプラスになるFX取引を!

FXトレードでは勝つこともあれば、負けることもあります。初心者の頃はどうしても一つ一つのトレードに興奮したり、一喜一憂したりししまいます。しかし、売買を繰り返す必要があるFXトレードではその感情こそが最大の障害になってしまうのです。多くの人は感情に振り回されている自覚すらありません。

メンタルの重要性に気づき、トレードスキルと同じくらいメンタルをトレーニングしましょう。そうすれば利益を積み上げるために必要な「冷静なトレード」ができるようなっているはずです。

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