公開日 2026年3月13日

ドル円160円の攻防

イランの新指導者の強硬発言もあり、原油先物価格が高止まり、為替市場ではドル買い。ドル円が160円を回復すると、2024年7月11日以来。
ドル円160円の攻防

イランの新しい指導者、ハメネイ師の次男であるモジタバ師のビデオ声明が公開され、「ホルムズ海峡の閉鎖を継続する」と伝えており、引き続き原油の需給ひっ迫観測が続いています。

原油先物価格が97ドル台を回復、インフレの長期化から米金利は上昇、年末までに織り込む利下げ回数が0.72回まで縮小、年内利下げなしを急速に織り込みつつあります。

為替市場ではドルが買われ、ドル円が欧州時間の安値158.57から年初来高値のあと2銭と迫る159.43まで上伸、昨日は豪ドルまでドル買いが波及しています。

ドル買いが続くなか、昨日はクロス円も高値圏より反落しています。

トレードポイント

まず、ドル円が年初来高値159.45や節目の160円に迫ったこと、1/23のレートチェックが実施された水準を上回ってきましたので、ここからの円売りは緩やかとなりそうです。

仮に160円達成となると、2024年7月11日以来、この日に政府・日銀の3兆1678億円の円買い介入が持ち込まれ、高値161.74から157.44まで急反落しています。

以降、160円台を見たのはこれが最後となり、ここまで二度とこの水準を回復していません。

おそらく、160円にはエキゾチック計のオプションが埋設されており、直前は防戦のドル売りが優勢と考えます。

本日はFRBが最重要視する物価指標である1月のコアPCEデフレーター(21:30)、1月のJOLTS(雇用動向調査、求人数)(23:00)が発表されます。

予想値は以下の通り、
コアPCEデフレーター(前月比)、(予想+0.4%、前回+0.4%)
コアPCEデフレーター(前年比)、(予想+3.1%、前回+3.0%)
JOLTS、(予想675.0万件、前回654.2万件)

どちらも緩やかな反発予想となっています。

上述の背景もあり、ここからの円売りは封印しますが、160円超えにストップを置き、短期的に小さいリスクでUSDJPYを売るというオペレーションもありでしょう。

少し考えます。

既存ポジションのみ継続。


こちらは有料メルマガより一部抜粋、時間をおいて配信しています。

関連記事

最新の記事をお届けします

Real Intelligence無料メルマガ

無料メルマガ登録

各講師のオンラインサロンや有料サービスもございます。詳しくは商品一覧ページをご確認ください。

プロフィール

竹内のりひろ

竹内のりひろ

元外資系銀行チーフディーラー。 エフピーネット(株)インベストメントアドバイザー。 為替・金利など幅広いアプローチからの独自の相場展望をできることが強み。

会員サービスに登録して
より有益な情報を手に入れよう

富を拡大するため一流で正統派の金融リテラシー・実践的情報を
元チーフディーラー集団からお届けします

会員サービス紹介
運営会社情報
エフピーネット株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1898号
金融商品取引業の種別:投資助言・代理業
加入協会:一般社団法人資産運用業協会
よくあるご質問お問い合わせ
Copyright © FPnet Co., Ltd. All rights reserved.