公開日 2026年1月26日

日本国債暴落ショック 円は通貨危機?

日本国債が突然暴落して世界に激震。先月は円の政策金利を上げたら円安になり、円に危険なアラートが点灯しています。
日本国債暴落ショック 円は通貨危機?

動画で見たい方はこちら

日本国債が突然暴落

2026年1月20日、日本国債が「急激に利回り上昇」=「突然暴落」しました。
普段は動きがほとんどない国債なのに経験したことがない突然の暴落だったのです。
世界各国の国債が誘発されて暴落する可能性があったので世界中に激震が走りました。

314-3.jpg

日本国債30年債金利 JP30Y 日足

1月23日、 ニューヨーク連邦準備銀行が為替のレートチェックし、為替介入が近いと判断されたことから円キャリートレードの巻き戻しでドル/円は急落しました。

スイスで開催されていたダボス会議でも、突然の主要議題となりました。
ブラックスワンの出現です。

312-3.jpg

先月から、円の動きがおかしくアラート点灯状態でした。

円の金利を上げたら円安

先月、2025年12月19日、日本銀行は政策金利を0.5%から0.75%へ引き上げました。
金利を上げたら円高になるのが普通の市場の反応ですが、実際には円安に振れました。
矢印のところです。

313-3.jpg

ドル/円 日足

円に対するアラート

「金利を上げたら円高になるはずが円安に振れた」ということは円という通貨に対して危険信号・アラートです。

円安を止めたくてもできない
政府の金融政策では為替をコントロールできない状態に陥っているからです。

現時点では「通貨危機」ではないものの、
財政懸念が円安を呼ぶリスクが意識される極めて警戒すべき局面、
つまり、円という通貨に対する信用が脅かされている深刻な局面です。

報道では取り上げられていなかったので気づいていない人が多いですが、
報道筋は重大さを理解していなかったのだと思います。

ドルインデックス

ドル/円のチャートは右肩上がりなので円安に振れていることがわかりますが、実はドル安も同時に進行しています。

321-3.jpg

ドル/円 月足

ドルインデックス(ドル指数)は、ユーロ、円、ポンドなど複数の主要通貨に対する米ドルの総合的な価値(強弱)を表す指標です。
ドルが最近、ジリジリ低下していることがわかります。

320-3.jpg

ドルインデックス DXY 月足

円インデックス

ドル安も進行しているということは、円安はさらに進行しているということです。

円インデックス(円指数)は、米ドル、ユーロ、ポンドなど複数の主要通貨に対する日本円の総合的な価値(強弱)を表す指数です。
円安が顕著です。

319-3.jpg

円インデックス JXY 月足
現在、日本ではインフレ傾向が強いですが、円安による輸入品の価格上昇がインフレの一番の原因です。

円は周回遅れ

そもそも日本は世界の利下げトレンドに反して利上げなので周回遅れ感が強いです。
これは世界各国が利上げしている時に米国に言われて利上げできずにいたからです。
日銀の利上げは約1年ぶり、0.5%を上回る政策金利水準は1995年以来、約30年ぶりです。

322-3.jpg

円政策金利 年足

黒い横線はゼロ金利です。現在の円の政策金利は0.75%

円は安全通貨から脱落

昔から円とスイスフランが低金利で有名です。
有事になると円もスイスフランも買われて通貨高になっていましたが、現在
有事になるとスイスフランは買われても円は買われなくなりました。
有事の時に買われる資産を安全通貨といいますが、円は安全通貨から脱落しています。

次のチャートはスイスフラン/円の日足チャートです。
円よりスイスフランの方が政策金利は低いのにスイスフラン/円は上昇していることがわかります。

325-3.jpg

スイスフラン/円 月足 CHF/JPY

次のチャートは政策金利のチャートで
上がスイスフラン
下が円です

324-3.jpg

政策金利年足 上 スイスフラン 下 円

スイスフランと円は両方とも低金利通貨ですが、
スイスフランの金利は下げてきて現在ゼロ、
円の金利は上げてきて0.75%ですが
スイスフラン/円が右肩上がりに上昇しています。

日本国債は売られ続けている

日本国債の月足チャートを見ると日本国債の金利は上昇を続けていることが分かります。

318-3.jpg

日本国債10年債金利 JP10Y 月足

日本国債の金利が上昇しているとは日本国債が売られている(=価格が下がっている)ということです。
日本では円安と国債安の2つが進行しているということです。
日本株だけは上昇していますが、今後、日本株が下げるとトリプル安でいっきに日本の信頼度の低下が加速します。

通貨危機といえばトルコリラ

通貨危機で有名な通貨はトルコリラです。
次のチャートはトルコリラ/円の月足チャートです。

326-3.jpg

トルコリラ/円 月足 TRY/JPY

2007年に約100円だったものが、現在、2026年1月時点で3.6円です。

20年間で96%以上の下落です。
イーグルフライで、ずっと「トルコリラを買ってはいけない」と言い続けている理由が通貨危機の通貨の下落は尋常ではないからです。

日本はこんなに酷いことにはならないと思いますが、円がトルコリラのようになることを懸念する人もいます。

ドルと円の分散

円安を回避するために持っている円の一部をドルに両替して分散しようとする人もいます。

それも悪くないと思いますが、両替手数料は高いので
ドル/円の買いポジションを持つという手もあります。

ストップロスも有効なので、万一ドルが先に暴落しても逃げることができます。
ドルも通貨安が加速する懸念があります。
ドル/円ポジションを持つ手数料は安いですし、毎日スワップ金利を受け取れます。

結論

円の信用が低下しているので、通貨を分散すると良いのですが、今後ドルも通貨安懸念があります。
今後、金融危機などでゴールドが暴落した時に、ゴールドにシフトしておくことが良いと思います。
ゴールドは上昇トレンドの国際通貨だからです。
印刷できない通貨がゴールドです。

関連記事

最新の記事をお届けします

Real Intelligence無料メルマガ

無料メルマガ登録

各講師のオンラインサロンや有料サービスもございます。詳しくは商品一覧ページをご確認ください。

プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

会員サービスに登録して
より有益な情報を手に入れよう

富を拡大するため一流で正統派の金融リテラシー・実践的情報を
元チーフディーラー集団からお届けします

会員サービス紹介
運営会社情報
エフピーネット株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1898号
金融商品取引業の種別:投資助言・代理業
加入協会:一般社団法人資産運用業協会
よくあるご質問お問い合わせ
Copyright © FPnet Co., Ltd. All rights reserved.