公開日 2025年9月30日

AIが予測できない相場の動きの正体 投資の本質

相場は人の欲と感情で動きます。AIは市場の空気を読むのは苦手です。
AIが予測できない相場の動きの正体 投資の本質

相場予測は空気を読むこと

AIは、もの凄いスピードで進化しています。
しかし、現在のAIでも相場予測は難しいです。
相場は人の欲と感情で動くからです。

相場には有名な格言があります。
強気相場は悲観の中で生まれ、
懐疑の中で育ち、
楽観の中で成熟し、
陶酔の中で消えていく。

最後は恐怖で終わります。

人の欲と感情は常に変化していくのでAIの苦手な分野だといえます。
市場の雰囲気や相場心理が分からない、つまり、
市場の空気が読めないと相場予測ができないのです。

投資予測の3要素

相場は次の3要素で動きます。
①ファンダメンタル
②テクニカル・チャート
③センチメント

この3要素を組み合わせることで相場予測が可能になりますが、これが案外難しいです。
その時々で、これらの要素が変化しますし、同じ事件が発生してもある時は上昇、ある時は下落と反対の動きをするからです。

相場予測なしで利益にする

投資予測の3要素とは無関係に早押しで稼ぐのはAIの独壇場です。
AIが報道を言語解析して、人間より早く売買ボタンを押すという手法です。

たとえば、北朝鮮からミサイルが発射されたというニュースが報道されたら、人間が売りボタンを押す前にAIが素早く売りボタンを押すことが出来ます。

このようなアルゴリズム取引では、取引所のサーバーのなるべく近くに売買システムを設置し、高頻度取引(HFT)をすることもあります。
取引の応答速度を極限まで高めるためです。
感情に左右されずに高速な取引をすることが目的です。

これはAIの使い方としては超原始的です。

ディープラーニング

AIに相場予測の3要素を無視してディープラーニングで投資させることもあります。

ディープラーニングとは膨大なデータから自動的に特徴を抽出し、パターンやルールを学習する機械学習の一手法です。
ディープラーニングはAI一つひとつが学ぶことが異なるわけですが、破綻したケースがあります。

重要な記事ですので、じっくりお読みください。

この失敗は典型的な人の失敗パターンと同じです。
投資ではAIも人も同じ失敗をすることが分かります。

3要素に分けて考える

相場予測の3要素をそれぞれ解説します。

①ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析とは
国の経済成長率
物価上昇率
企業業績など
経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)を分析し、将来の値動きを予測する手法です。
為替や株価などの適正価値を判断し、その価値と現在の市場価格との乖離から、長期的な相場予測をします。

ファンダメンタル分析はAIが得意な分野です。
人よりAIの方が説得力のある素晴らしい分析が素早くできると思います。

しかし、相場はファンダメンタルとは反対に動いたり、行き過ぎることも多いので、いくら素晴らしいファンダメンタル分析ができても相場予測は難しいです。
ファンダメンタル分析は人でもAIでも相場予測が難しいのです。

②テクニカル分析・チャート分析

テクニカル分析(=チャート分析)とは、
過去の値動きのチャートを分析し、将来の値動きを予測する手法です。
ファンダメンタルを考慮せず、相場の動きそのものに焦点を当て、市場参加者の心理やトレンドを読み解くことが特徴です。

同じ報道でも、その時のセンチメント・市場心理次第で上昇したり、下落したりします。
また、その時々の相場で、どのテクニカル手法をつかうと良いのかは変わってきます。

相場の転換に合わせて
強気相場ではA手法
弱気相場ではB手法
中立相場ではC手法
気迷い相場ではD手法
などと変化させていくことになります。

この相場の転換を見極めるのが肝なのですが、それが結構難しいです。
相場の転換にはセンチメント・相場心理が関係するからです。

③センチメント分析

センチメント分析とは
特定の市場における参加者の強気、弱気、中立などの心理状態を分析し、相場動向を予測する手法です。
市場の雰囲気や市場参加者の欲と感情を総合的に反映したものです。
空気を読むということです。

AIが苦手な分野がこの「人の欲と感情」や「空気を読むこと」です。
つまり、「人の欲と感情」や「空気を読むこと」をAIが理解できるようにならないと相場予測は困難だということになります。

まとめ

相場は人の欲や感情で動くので、相場予測をするにはこれらの理解が必要です。
チャートなどから人の欲や感情を読み解くのです。
一方で欲と感情に飲み込まれると失敗するので、投資家自身は大衆の欲や感情から切り離すことが大切です。
相場のセンチメントに飲まれてしまうと天井で買い、底で売ることになるからです。
市場の欲と感情を理解しつつ、自分は冷静になることが求められるということです。

利益が出ても、喜びすぎない。
損失は機械的にロスカットです。

プロも気づいていないロジック

プロも含めて多くの人が気付いていないロジックなど相場予測には多くの変数があります。
大きな投資資金がどのように動いていくかの判断も大事です。
不景気だと株価上昇するロジックでもあるので合わせてお読みください。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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