公開日 2025年9月16日

株高値更新で利下げ 何が起きている?

株価が高値更新している一方で米国は今後利下げを予定しています。 景気が良いので株上昇してきたのではないことは明らかです。
株高値更新で利下げ 何が起きている?

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株の高値圏で利下げは危険

現在、日米ともに株価が高値更新をしています。
一方、米国は利下げを予定しています。
株高値時に利下げをする意味を考える必要があります。
現在の株高は景気が良くて株高ではなく、通貨下落による株高です。
株の高値圏での利下げは危険です。
リーマンショック前も利下げしてから株が下落しています。

リーマンショックは終わっていない

100年に1度と言われたリーマンショック後の巨大な金融危機は終わっていないと判断しています。
リーマンショック後の金融危機に対して、どのような政策をしてきたか3ステップに分けて説明します。

ステップ①

2008年9月のリーマンショック後の金融危機に対処するために、次の政策で株を下落から反転上昇させました。
① 金融緩和(金利低下)
② 大量の通貨供給(中央銀行バブル)
③ 量的緩和(政府が国債を購入)

ステップ②

2020年新型コロナショックで株は暴落しました。
米政府は次の政策をして株価暴落を止め、反転上昇させました。
① 大量の通貨供給(中央銀行バブル)
② 大量の現金ばら撒き

ステップ③

現在、コロナショックが終わったものの、次の政策は継続しています。
① 大量の通貨供給(中央銀行バブル)
② 大量の現金ばら撒き

大量の現金ばら撒きを止めると株が暴落するからです。
この大量の通貨供給が、それまで人類が体験したことがない中央銀行バブルです。
通貨価値を下げて株価を上昇させているともいえます。

通貨供給のグラフを見るとリーマンショック後の金融危機・金融正常化がまだ終わっていないことがわかります。

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米国の通貨供給量グラフ

ステップ①~③で行ってきた政策はデフレの時代には有効でしたがインフレの時代では通用しません。

時代が変化していることを認識することが大事です。
この記事を合わせてお読みください。

インフレになると手が打てない

デフレのうちは、
金融緩和(金利低下)
量的緩和(政府が国債などを購入)
大量の通貨供給(中央銀行バブル)
大量の現金ばらまき
などは使えてもインフレになると、使えなくなります。
これらの政策を継続することでインフレになり、そしてスタグフレーション(不景気のインフレ)に陥ります。
インフレになったのでインフレ対策として米国は金利を上昇させました、
好景気でインフレであれば良いインフレですが、
不景気のインフレは給料が上がらないのに物価上昇する悪いインフレです。

実際に現在はスタグフレーションになっていますが、政府はスタグフレーションを否定し、インフレだと主張しています。
政府は不景気だと言いたくないのです。
官製相場で吊り上げているのがばれると株暴落だからです。
バイデン政権時は雇用統計などの経済指標も改ざんして景気を良く見せていたことが暴露されています。

利下げは暴落サイン

現在、現金をばらまくことで株価は高値に位置していますが、
危うい相場なのでばら撒きを止めることができません。
現金ばら撒きだけでは株価は危ういので、さらに利下げをしようとしています。
同時に、利下げしないと国債利払いが大きすぎて国家破綻が懸念されています。
米商務省の発表データから利払いが急上昇していることがわかります。

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米国債利払い www.nikkei.com


2023年2月のリアルインテリジェンスの記事に書いたシナリオどおりに推移しています。

今後、利下げをしていくと市場は利下げを景気悪化の証拠ととらえ、株は暴落する可能性が高いです。
景気が良いから株価上昇してきたわけではないことが明確になるからです。
リーマンショックの前も利下げをして暴落したのと同じです。
過去にない大きな金融危機・株暴落に突入することになるでしょう。

バブルはいつまで続く?

バブルは最後ほど上昇します。
そしてバブルは天井を打って暴落です。
今のバブルはどこまで継続するかは分かりません。
米国はまだ利下げ余地があるので、バブル延命余地はあります。
どこまで官製相場を続けられるかになっています。
現金ばら撒きを継続して、さらに利下げをすればバブルは延命します。
しかし、米国が国債の利払いができなくなり、金利の下げ余地も限りがあるので、その時は打つ手がなくなります。

打つ手が無い

現在、打つ手が無くなっていく途中です。
どちらに転んでも悪い状況が待っているからです。

利下げしないと株は下落する
同時に利下げすると株が下落する可能性もある

利下げしないと利払いが減らないので国家破綻が懸念されている
利下げすると株が暴落しても対処策が無くなる

ばら撒きを止めると株は下落する
ばら撒きを止めないと国家破綻が懸念されている

国家破綻は株暴落なので、どちらに転んでも株暴落です。
国家破綻しなくても利払繰延となったら破綻と同じです。
今迄の金融の仕組みが継続できなくなっているということです。
それゆえグレートリセットがくると言われています。

日本株が高い理由

現在、巨大な投資資金の一部は米国から流出し、欧州や日本に流れています。
日本株を買っている半分以上は海外勢とも言われています。
この海外勢の買いで日本株は上昇しています。
この筋は短期的な投機筋なので売り抜けも売り転換も早いです。

バブルと認識できない

現在はバブルではないと考える人が多いです。
グラフを見ても分かるように中央銀行バブルは過去人類が体験したことがないバブルなのでバブルと認識できないのです。
通貨価値の下落の結果の株価上昇なので、先のグラフ・通貨供給量の急増を認識している人は極端に少ないのです。

いつも市場参加者の多くはバブルの頂点で、株は今後も上昇が継続すると思い込みます。

危機はチャンス

今の黙示録の時代は危機がいくつもあります。
それはある意味チャンスです。
こちらを合わせてお読みください。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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