公開日 2025年5月22日

世界の巨大な投資資金が相場を創る 世界景気が悪いとバブルに

世界景気が悪いとバブルになりやすい現実があり、その原因は巨大な投資資金の存在です。 その全貌を初めて言語化したかもしれません。
世界の巨大な投資資金が相場を創る 世界景気が悪いとバブルに

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世界景気が悪いとバブルになりやすい

「世界の景気が悪いとバブルになりやすい」という現実があります。
その原因は世界の巨大な投資資金の存在です。
投資の教科書に書いてない、多くのプロも知らない大事なことが
投資予測で一番大事なことは世界の巨大な投資資金がどこに向かうか」です。

巨大な投資資金が向かう相場が上昇し
巨大な投資資金が抜ける相場が下落するからです。

これは何十年も前からのことですが、いまだにほとんど認識されていません。
世界全体を俯瞰して巨大な投資資金の動きを認識して先読みすることが大切です。

世界の巨大な投資資金の全貌を初めて言語化したかもしれません。

何が変わったのか?

投資資金がドンドン巨大化して、何十年も前から相場との関係が大きく変化してきました。

「経済がお金を生み出す」が
「大きな投資資金が経済を動かす」

に変わっていったのです。

昔は、「景気が良いと株価上昇」でしたが
今は、「景気を良くするために株価上昇」が各国の政策です。

「犬が喜ぶと尻尾を振る」
「犬の尻尾を振って犬を喜ばせる」
というロジックに反転したことで
過去の常識で考えると、おかしいことが多発しています。

巨大な投資資金が動くことで次のようなことが発生します。
①分散投資ができない
②世界景気が悪いとバブルになりやすい
③常識と反対に動く

それぞれ見ていきます。

①分散投資ができない

最近の相場はそれぞれの連動性が高くポートフォリオが組めなくなっています。

米国株が上昇すると世界各国の株が上昇し
米国株が下落すると世界各国の株が下落する

という連動性が強くなったからです。

資金量が大きいので株を買う時は全部の株を購入する傾向が強くなります。
インデックス買いも多くなります。

大きな投資資金が株式相場に入るかどうかで株式相場の方向が決まります。
詳しくはこちらをお読みください。

②世界景気が悪いとバブルになりやすい

・2000年のドットコムバブル
1997年~1998年のアジア危機で新興国が連鎖破綻し投資資金が逃げ、
1998年~2000年に米国のIT銘柄に投資資金が集中。
ITバブル・ドットコムバブルが発生しました。
アジア危機で引き揚げられた投資資金が米国のIT関連企業株の上昇の燃料になったのです。

燃料というのは、引き揚げられた投資資金が米国のIT関連株購入のために注がれたという意味です。

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米ナスダック100 月足

・2023年~2024年のAIバブル
2000年のドットコムバブルと同じです。
ウクライナロシア戦争やイスラエル戦争で世界が不安になったり
世界景気が悪く米国景気も良くないことから
世界中の大きな投資資金が米国のAI関連株に一極集中したためにAIバブルを発生させてきました。
米地銀破綻などの悪材料は米国AI関連株上昇の燃料となっていたのです。

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NVIDIA 週足 AIバブルの先行指標

世界景気が悪いと一部のバブルを加速する構造です。
全ての投資資金を引き上げ、現金化すると金融危機になります。

③常識と反対に動く

近年、株価が常識と反対に動くことが増えてきました。
経済指標が良いと株価が下落することがあります。
政府に対して金融緩和を促すために株を下落させるのです。
これを催促相場といいます。

巨大な投資資金が政府に金融緩和を催促し、相場を創っていくようになってきているということなのでしょう。

今はどのような状態か?

最近の巨大な投資資金の動きは次の通りです。

2023年~2024年
米国AI関連株に集中

・2025年3月末~5月中旬
トランプ関税などにより巨大な投資資金は米国から米国以外、特にユーロ圏に移動

そのために米国はトリプル安(株安、債券安、ドル安)
ユーロ/ドルは上昇
景気が悪いのにドイツ株などが上昇

・2025年5月下旬
この流れが終わり米国株に資金が戻り始めてきた様子。

現在、このまま米国集中へが続くのか今後の動きに注目です。
トランプ大統領発言で一瞬で変化する不安定な状態であることは認識しておいてください。

新興国投資は危険?

先進国は高度成長時代が終わり、成熟期も過ぎて老齢化社会が進んでいるので、新興国に投資すると良いと判断する人が多いです。
これは平時には正しいといえます。

しかし、世界全体の経済が悪くなると先進国より新興国の景気悪化が大きいと判断され、新興国から先進国に巨大な投資資金が移動します。
米国が金利を上げただけでも新興国から米国に巨大な投資資金は移動し、新興国はダメージを受けます。
黙示録の時代は世界的に災いの時なので新興国に投資するのは危険度が高くなります。

認識されていない理由

世界の巨大な投資資金がどこに向かうかが投資予測で一番大事なことなのに
ほとんど認識されていない理由はいくつか考えられます。

世界の巨大な投資資金という概念がない
相場全体を高い視点で認識していない
常識の変化に認識が追い付かない
その時々に変化していく相場を認識できない
教科書に書いてない
教科書に書いてないと認識できない
教科書を書く人は実務家ではないことが多い

リアルインテリジェンスやイーグルフライでは世界の巨大な投資資金の動向も含めて先読みしています。
特に、現在の黙示録の時代は過去の延長線上に未来がない時代です。
S&P500を買っておけばよいという時代は終わったと判断しています。
投資で利益にするには認識力を高めることが大切です。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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