公開日 2024年9月8日

人は金融危機を認識できない ブラックスワンの本質

人には金融危機が認識できないという脳の特徴があります。脳が不確実性を扱えないのです。しかし、回避方法は簡単です。
人は金融危機を認識できない ブラックスワンの本質

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脳には根本的な欠陥がある

先日、日経225の歴史的大暴落がありましたが、プロを含めていまだに、多くの人が右肩上がりを強く信じています。
人には金融危機の予兆があっても金融危機に備えることができないという大きな欠陥があるからです。

次の記事では、金融危機のような想定外の事件が起きることをブラックスワンとして解説していますが、この記事で紹介している書籍「ブラックスワン」には「人には不確実性を扱えない」という欠陥があることが指摘されています。

ブラックスワンの本は投資術の本ではなく、投資脳について解説した本です。
人の欠陥として想定外の事件・災害が起きることを認識、予測できないので対策ができないのです。
金融危機の予兆や警告があっても無視することになります。

これは「悪いことは考えたくない」という人の脳の思考ブロックです。
思考停止ともいいます。

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特にプロは金融危機を認識できない

金融危機ではプロも含めて毎回多くの人が大損失となります。
金融危機は一定の周期で発生し、毎回、多くの人が大損失となり、退場していきます。
退場とは壊滅的な損害を受けて市場に戻ってこれなくなるということです。
つまり、多くの人にとって金融危機は始めての体験になるということです。
大きな損失を受けても毎回同じ間違いを繰り返す人もいます。

脳は悪い記憶が残らない

大きな損失を出しても毎回同じ間違いを繰り返す原因は
脳には悪い記憶は消えて
良い記憶しか残らない
という機能があるからです。

悪い記憶が残っていると人生が楽しくないので、これは大事な脳の機能です。
他人から見たら、おかしくても、本人は真剣に間違いを繰り返すことになります。
失敗から学ぶことができません。

勝っているのになぜお金が減る?

ハチンコが好きな人は自分の感覚では勝っているのに、なぜかお金が減っていくという現象が起きるそうです。
勝ったことは覚えていますが、負けたことは覚えていないからです。
短期トレードにはまっている人も同じで、自分は勝っているのに、なぜか口座残金が減っていくとなります。

投資では少数派が利益になる

投資では多数派が損をして少数派が利益になるという特徴があります。
つまり、人には欠陥があるので、多くの人が投資で損をする一方で、そのような人たち・大衆心理の人たちがいるおかげで、人の欠陥を理解し、対処する人たちが利益になるのです。

他人の損を利益にするわけではない

これは他人の損で利益にするのではなく各自の選択です。
私たちが利益にしなくても、損をする人は損をします。
暴落時に買う人がいなければ、暴落はもっと拡大します。
暴落の途中で買って、再暴落で売る人がいるので、途中で逃げるチャンスが与えられます。
警告を聞いても無視する人や反発する人がいますが、ここで大事なことは、説得しようと思わないことです。
その人の脳の選択なのですから。

金融危機が来なくても、全く問題ありませんが、来た時に対処できるかどうかだけです。

脳の欠陥の対処法

脳の欠陥を回避するのは簡単です。
たとえば、悪いことは考えたくないという思考ブロックを解除する方法は
「悪いことが起きても困らないように事前に対処する」
「悪いことが起きると利益になるポジションを持つ」

となります。

具体的には
ストップロスを入れておく
株下落や通貨下落があっても良いようにゴールドを買っておく

などとなります。
(注:金融危機になると最初ゴールドも下落しますが、真っ先に反転上昇)

つまり、ストップロスを入れておくだけで金融危機に備えることが可能になるのです。

大地震が起きても大丈夫なように食料などを備蓄したり準備しておくことができる人と、できない人の違いと同じです。

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そもそも、私たちが投資のプロだと思っている人は、投資運用のプロではありません。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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