公開日 2023年12月15日

学生のための本質的な金融投資教育②

投資をする前に読む記事です。学生用に書きましたが、大人も、ここからスタートとなる基本概念のPART2です。
学生のための本質的な金融投資教育②

金融庁が主導の元、2024年から 金融経済教育推進機構 が立ち上がり、本格的に高校生からも金融、投資教育が始まります。
引き続き、学生にとって必要な投資をスタートする基本であるお金の本質を話していきたいと思います。

前号と合わせてお読みください。

投資も仕事も、そして恋愛や受験勉強でも一番大切なのがマインドセットです。

学校では教えてくれない一番大切なこと

マインドセットとは「心構え」「考え方」などと言い換えることができます。
日本では政府は基本、マインドセットには触れないようにしています。
従って、義務教育の中でマインドセットがどういうものか教わることはないと思います。
しかし、投資でも、仕事でも、スポーツでも恋愛でもマインドセットが一番重要です。
一番重要なことが義務教育では教えてもらえない、ということです。

マインドセットは義務教育では教わらないものの、早い段階で正しいマインドセットを身につけた方が良いです。
本田圭佑選手、大谷翔平選手など、トップアスリートになるような人たちも早い段階で正しいマインドセットを身につけていることが見て取れます。

スキルよりも能力よりもマインドセットが大事

私は長年投資のアドバイザーをしてきて多くの投資家を見てきましたが、極めて興味深いことがあります。
マインドセットが悪い人ほど、つまり
欲深い人
自己中心な人
自己責任感が低い人ほど
投資で損をする傾向が強いのです。

たとえば、東大を出ていて学歴が高い、あるいは元々の能力が高くてもマインドセットが悪いと投資で損をする傾向が強いのです。

社会に出ると、能力やスキルよりもマインドセットの方が、重要だと気付かされる場面がたくさん出てきます。
特にチームで仕事をしていると余計にそう感じるはずです。

自分中心の人が一人いると、その人の能力がどんなに高くても、周りが疲弊し、結果的にチーム全体のパフォーマンスが下がることになります。
学生でもチームスポーツを部活動にしている方は、腹落ちしやすいと思われます。
正しいマインドセットには次の切り口があります。

正しいマインドセットの基本3原則

まず、心構えとしての正しいマインドセットの基本は次の3つです。
①最高の動機
②最高のセルフイメージ
③最高の目的

これは具体的には次のようになります。
自分という存在をどのように捉えるのか次第で、大きく世界が変わります。
①愛されている存在 愛が動機
②存在だけで価値がある
③人生には最高の目的、使命がある

例えば、愛されていない、ということがセルフイメージになると
承認欲求が強くなり
ブランド品を買い漁る
ということが起きます。

反対に
愛されていて、セルフイメージが高い人は
承認欲求が少ないので
自分の見栄のためにお金や時間を使わない
ということができます。

三原則を当てはめ、マインドセットの良い悪いを比較をすると次のようなイメージです

■良いマインドセット■悪いマインドセット
バランスが良い   自己中心
承認欲求が薄い   承認欲求が強い
自信がある     自信がない
自分で考える    思考停止
愛が生きる動機   欲望が生きる動機
人生に指針がある  人生に指針がない
         (楽しければよい)

これは教育だけではなく全ての分野で活かせます。
恋愛でも、マインドセットが良い人の方が圧倒的に良い結果となるのです。

素直さと考える姿勢のバランス

もう一つは素直さと自分で考える姿勢です。
今度は、どのように物事を捉えるのか、という姿勢の話です。

たとえば、投資の世界は自己責任が大原則です。
自己責任であれば、自分のミスを素直に認め、修正して次はうまくやれますが間違ったマインドセットは自己責任感が弱く自己中心なので
利益が出たら自分の才能
損失がでたら、誰かのせい
となり、いつまでも考えず、同じ失敗ばかりすることになります。

ただし、人の言うことを素直に聞くだけだと思考停止になります。
また、理屈理論ばかりで素直さがないと、行動が起きません。
この二つをバランスよく持つことが、マインドセットにおいては大事です。

特に日本人の場合は、素直な人は多いですが、多くの人が自分で考えることが欠けていると思います。
例えば、メディアや専門家が言うから正しい、といった考え方はまさに思考停止です。
ようやく義務教育でも、考えさせる教育、という発想が出てきていますが、これからの時代は考える能力がこれまで以上に大事になるので、早い段階で身につけておいた方が良いと思います。

間違ったマインドセット教育

マインドセット教育が大事まで分かったものの
世の中の教育は正しいマインドセットの反対で、欲を刺激する教育になっています。
これは何が良いマインドセットか分からないからです。
文科省や教師も意図してやっているというより、問題に気づいていないだけだと思います。

そして、日本の戦後の義務教育は悪いマインドセット教育、奴隷教育と言っても過言ではありません。
奴隷教育とは、次のようなものです。
・自分の頭で考えない教育
・先生の教えることを覚える教育
・本質を深掘りする思考をさせない教育
・成績が良いと褒め、悪いと叱る教育

成績が良いと褒め、悪いと叱る教育が当たり前になっていますが、これは典型的な奴隷教育です。
成績が悪いと価値がないと教育するからです。

この記事を合わせてお読みください。

日本の義務教育は自分の頭で考えるのではなく、先生の言うことを理解するという視点が強いです。
教育で間違ったマインドセットを叩き込まれていることにまず気が付く必要があります。
日本人は投資リテラシーが世界でも低いのは、自分で考える教育ではなく奴隷教育を受けた結果です。
会社の福利厚生の投資教育では、次のような結論の教育もあるほどです。
「投資は難しいからプロに任せましょう」つまり、
「ファンド・投資信託を買いましょう」という教育です。
これは教育ではなく、投資商品のセールスです。

金融教育は文科省管轄ではなく、金融庁管轄なので、是非、自分の頭で考える教育にしていただきたいと思います。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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