公開日 2022年5月31日

日本独自の発電方式を推進する

日本の安全保障上や環境保全から日本特有の資源を活かした発電である地熱発電と小水力発電を積極的に推進すると良いでしょう。
日本独自の発電方式を推進する

日本独自の発電を採用する必要性

日本は安全保障上でも、環境保護の面でも、外国に依存しない日本独自の発電を推進することが大切です。

安全保障上:海外の原油や天然ガスなどに依存せず自立
環境保護:環境負荷が極小の方法を採用

東京では新築住宅に太陽光発電パネル設置義務化が検討されていますが、小手先ではなく、抜本的な対策が必要です。

日本特有の資源を活かした発電には次の2つがまず考えられます。

① 日本が世界でも有数の火山国であることを活かした地熱発電
② 日本の水資源の豊富さを活かした小水力発電(1,000kW以下)

これらは民間でやろうとすると土地などの権利や許認可の問題があり難しいですが、国や地方自治体が主導で行うと容易になります。

地熱発電

地熱発電では、最近、全国960店舗以上を展開する「業務スーパー」創業者である沼田昭二氏が代表取締役を務める「株式会社町おこしエネルギー」が地熱発電に取り組んでいることが注目されています。

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nikkei.com 熊本の地熱発電

すでに地方自治体から地熱開発の依頼が寄せられているそうです。

日本には世界第3位という地熱資源があるので、積極的に活用すると良いですが、民間が開発できるエリアは限定的です。
国や地方自治体が積極的に地熱発電に取り組むと良いでしょう。

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アイスランドの地熱発電

小水力発電

日本に最適なのは小水力発電だと思います。
日本の川は海外の視点だと「滝」といわれるほど急峻で有効活用しやすいからです。
日本では昔から水車で粉を挽いたり身近なエネルギーとして水力を利用してきました。
昔の人の知恵といっても良いでしょう。
小水力といっても、ある程度の規模になります。
膨大な手間と時間がかかる大きなダムを造る必要はありません。

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blog.eco-megane.jp

富山県入善町は小型ですが用水路に3キロワットの電気を供給する小水力発電所を設置しました。
設備だけなら500万円弱で設置できるようです。

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j-water.org

小水力発電のメリットとデメリット

小水力発電のメリットとデメリットは次の通りです

メリット

環境に優しい(環境負荷が極めて低い・自然と調和)
比較的安定した発電量を確保可能
24時間発電可能(太陽光パネルは夜は発電しない)
経済性が高い(燃料等不要・発電機は安価)
技術的にこなれている
効率が高い(設備利用率が50~90%と高く、太陽光発電と比較し5~8倍の発電可能)

デメリット

設置地点が限られる(日本は水量と勢いがある場所は多い)
利害関係・法的手続きが煩雑(国や地方自治体なら容易)
設置場所によって機器開発が必要(ただし、技術的問題はほとんど無い)

国や地方自治体が行えば、メリットの方が大きいと思います。

その他のメリット

単純に一般的な小水力発電のメリットだけではなく、簡単に導入できるので市町村などの税外収入にすることもできます。
特に、発電設備を持っていないダムは多く、そこに発電設備を後付けすることも比較的簡単なで、その場合、採算性が高くなります。

マイクロ水力発電

ごく小さな発電では、洗面台で手をかざすと水が出るタイプに、水流で発電してセンサーと栓を作動させるものもあります。
電気配線を不要にするためです。

アマゾンでも2000円程度で購入できるマイクロ水力発電機も売っていますので、子供の夏休みの研究などに活用するのも良いと思います。
自分で発電するという意識は大切だからです。

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amazon.co.jp

恵まれた国の資源を活かす

オランダが風車で有名なように、日本は水車で有名になることも良いかもしれません。
環境面で日本が進んでいることを海外へのアピールにもなります。

ちなみに、オランダの風車は 国土の4分の1が海抜0m以下のため、水をくみ上げ排水するために設置されました。
排水しないと水没するからです。

日本は反対に自然に恵まれ、急峻な川で発電できるというメリットを活用しない手はありません。

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日本の良さを見直すことが富を拡大する

日本は欧米追従ではなく、日本の良さを見出し活用することや、自立すること、自分の頭でしっかり考えることが大切です。
日本特有の発電を採用する意識がないのは本質的に考える習慣がなく、西洋の模倣による思考停止や、形式的・隷属的に陥っていたことが原因だと思います。

世界に対して日本の使命を果たすという視点も極めて大事です。

ダムの運用見直しが日本を救う

小水力発電を推進するのは良いですが、もっと抜本的な運用としてダムの発電の最適化をしていくことが大事です。
なぜなら、日本のダムは運用方法の見直しだけで発電量を大きく増やせるからです。

ダムが勢いよく放水している姿を見ることがありますが、実はこの放水では発電をしていません。

ダムの運用を最適化することで簡単に大きな発電量アップになるのです。
次の関連記事をご覧ください。

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日本最大の黒部ダム

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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